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【映画通必見】今知っておきたい20・30台の若手映画監督はこの10人だ!

映画通でも唸るような作品を撮る監督は、若手でも実はたくさんいます!ということで、今知っておきたい20代・30代の若手映画監督をまとめてみました。海外・国内共に上げていきましたので、ご覧ください。

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1. グザヴィエ・ドラン

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(出典:“美しき天才”グザヴィエ・ドランの「進化」から目が離せない。『たかが世界の終わり』 | dmenu映画

1989年生まれ。カナダ出身の映画監督・俳優。

2009年に『マイ・マザー』で監督・脚本家としてデビューし、2作目『胸騒ぎの恋人』は2010年にカンヌ国際映画祭(以下、カンヌ)のある視点部門にノミネート。2014年の『Mommy/マミー』はカンヌで審査員賞を受賞と素晴らしい受賞歴。

美しき天才と呼ばれ、小さい頃から役者をやっていただけある美貌はもちろん、映画での感情の爆発がすごい。彼はゲイであることを公にしており、そこから生まれる親の愛への渇望を一貫して描いています。『Mommy/マミー』は重苦しいテーマだからこそ、映像の美しさが際立つ作品。彼の才能に酔いしれます。

 

2. デイミアン・チャゼル

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(出典:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督が語る、ジャズと映画の関係|Real Sound|リアルサウンド 映画部)

1985年生まれ。アメリカ出身の映画監督。

『セッション』にてアカデミー賞3部門受賞し、2016年に公開された『ラ・ラ・ランド』が大好評を博し、ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞を総なめにしました。個人としても史上最年少でなる32歳で監督賞を受賞しました。

高校でジャズ・ドラムにのめり込んだことが彼の映画のルーツとなっており、その後ハーバード大学の視覚環境学部で映画製作を学び卒業しました。

彼がすごいのは映画と音楽を融合させたところ。映画を際立たせるための、映画音楽はたくさんありましたが、音楽を主役に持ってきたのです。『セッション』ではラスト9分では鳥肌立ちっぱなしだし、『ラ・ラ・ランド』では歌い出したくなるような演出を盛り込んでいます。

 

3. ライアン・クーグラー

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(出典:映画『クリード チャンプを継ぐ男』のライアン・クーグラー監督、映画『Black Panther(原題)』を監督することを交渉中 | ガジェット通信 GetNews

1986年生まれ。アメリカ出身の映画監督。

2013年の『フルートベール駅で』がサンダンス映画祭で上映され、クーグラーはヴァンガード賞を受賞しました。その後は『ロッキー』シリーズの新章『クリード チャンプを継ぐ男』や、来年春公開予定のマーベルの『ブラック・パンサー』の監督をしています。

彼自身が黒人であることから映画制作は始まっており、『フルートベール駅で』も黒人の悲しい実話を元に作られた作品です。『クリード チャンプを継ぐ男』では『ロッキー』シリーズを完璧にアップデートして、シルベスター・スタローンも舌を巻いたと言われています。

 

4. ハンナ・フィデル

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(出典:6 Years | Netflix

1985年生まれ。アメリカ出身の映画監督。

2013年に公開された、『女教師/A Teacher』はサンダンス映画祭でプレミア公開され、SXSW映画祭ではEmerging Woman Awardを受賞しました。2015年には『6年愛 / 6 Years』を発表しました。

『6年愛 / 6 Years』を見ればわかるように、彼女は揺れ動く微妙な心理描写を繊細に捉え、表現する技術に長けています。境遇は違えどどこか共感してしまうような、人間らしい感情を描く作品が多いです。まだメジャーなシーンにはいないので、今後が楽しみな監督です。

 

5. 二宮健

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(出典:二宮健のバトンミュージック | ミーティア(MEETIA)

1991年生まれ。大阪芸術大学出身。

2012年の『大童貞の大冒険』にて、京都国際学生映­画祭、田辺・弁慶映画祭、TAMA NEW WAVEなどで入選し、2014年、大阪芸術大学の卒業制作として制作した『SLUM­-POLIS』などで注目を浴びている彼。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY―リミット・オブ・スリーピング ビューティ―』では商業映画デビューも果たし、ますます勢いづいていくでしょう。

最近の若者らしく、ちょっと冷めているけど実は熱い思いが伝わるような作品が多く、今と過去をリミックスしたような世界観の映画を撮る監督です。映像もたくさんの色があり美しいです。

 

6. 山戸結希

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(出典:INTRO | 山戸結希監督インタビュー:映画『5つ数えれば君の夢』(公開中)について【1/3】

1989年生まれ。上智大学出身。

2012年ポレポレ東中野にて『あの娘が海辺で踊ってる』で同館のレイトショー動員を記録するヒットを出し、商業映画の小松菜奈主演映画『溺れるナイフ』で知名度を一気に広げました。商業MVの制作も行なっており、乃木坂46「ハルジオンが咲く頃」、RADWIMPS「光」なども手がけています。

思春期の女性を描く青春映画が多く、消費される女性像を描き切る力に長けています。

玉城ティナの写真集に合わせて作ったショートムービーを見ればその良さが伝わると思う!10分だけですよ!

www.youtube.com

 

7. 松本花奈

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(出典:注目の女子大生映画監督・松本花奈(まつもとはな)さんの活動と私生活に迫る | 【レオパレス21】ひとり暮らしLab

1998年生まれ。慶應義塾大学在学中。

中学二年生の頃女優として活動する傍ら、映像制作を始めました。三池崇史監督の作品に出演するなど女優としても活躍しながら、高校在学中に制作した『真夏の夢』で数々の映画賞を受賞。2016年には東京国際映画祭のフェスティバル・ナビゲーターも勤めました。HKT48『キスは待つしかないのでしょうか?』のMVも制作したことで話題になりました。

『真夏の夢』は10代特有の、疾走感があり青春っぽさに面白さを足したような作風となっています。

 

8. 中川龍太郎

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(出典:4/26 Lalitpur "in time" Salon 中川龍太郎×阿部裕介×向田麻衣 | Peatix

1990年生まれ。慶應義塾大学出身。

高校在学中は詩人として詩集を出しており、大学進学後映画製作を始めました。2014年に制作した『愛の小さな歴史』が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にて上映され、高い評価を集めました。2017年も『四月の永い夢』を公開し、数々の賞を受賞しています。

『走れ、絶望に追いつかれない速さで』に代表されるような、独特なセリフやどことなく寂しい雰囲気が特徴です。

 

9 .甫木元空

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(出典:TAMA NEW WAVE ある視点 --NEW EXPRESSION-- | 第25回映画祭TAMA CINEMA FORUM

1992年生まれ。多摩美術大学出身。

卒業制作作品『終わりのない歌』が第26回東京学生映画祭準グランプリを受賞するなど、最近注目され始めている映画監督。

彼の劇場デビュー作『はるねこ』では、「劇場体験」に重きが置かれており、音にこだわった演出・脚本がなされています。宮沢賢治的のような擬音を映画に取り入れた作風は90年代生まれならではの新しいスタイルと言えるでしょう。

 

10. 小林勇貴

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(出典:間宮祥太朗が主演 「大牟田4人殺人事件」描く小林勇貴監督作『全員死刑』 - 映画・映像ニュース : CINRA.NET

1990年生まれ。

『Super Tandem』(2014)でPFFアワード2014入選、『NIGHT SAFARI』(2014)でカナザワ映画祭2014期待の新人監督オールナイト・グランプリ受賞で注目を集め、

2017年11月には『全員死刑』で商業映画デビューを果たした彼。

映画の公開イベントで下半身を露出するなど、元気でエネルギー溢れる若さ全開の彼ですが、映画はとても緻密に作り抜かれており、笑いも涙もある楽しい作品に仕上がっています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。それにしても映画監督というのは高学歴な方が多いのですね。それだけ教養と金銭的な余裕が求められるということでしょうか。

何れにしても、20代の日本の映画監督はとてつもないエネルギーと才能を持っており、今後名前を聞くのが楽しみな人ばかりです。彼らの活躍に期待しましょう。

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